リーズナブルにお部屋が変わる!クッションフロアの特徴と取り入れ方のポイント
リーズナブルでカットや施工がしやすい床材「クッションフロア」。今お住まいの床面の上に敷くことで、リフォームしたように床を変身させることが出来ます。今回は、クッションフロアの特徴と取り入れ方のポイントをご紹介します。
クッションフロアとは
ビニール系のシートで、床材の一種です。塩化ビニール素材でできているため防水性があり、通常の床よりもクッション性も高いです。
近年はフローリング調・大理石調・タイル調などさまざまなデザインのものがあり、シールや両面テープで取り付けるセットなど気軽にDIYできるようなセットも売ってあります。
何度でも張り替えができる
DIY用クッションフロアの大きな特徴は、「張り替え可能」である点です。
シールタイプや糊付けタイプがあり、床を傷付けずに取り付けることができます。一般的なDIYが制限されているような賃貸物件でもこちらのクッションフロアは可能です。クッションフロアによって現在の床を保護することになるので、一石二鳥ですね。
気軽さからもコスト面からも何度も張り替えが可能なので、気分によって別の色やデザインへ張り替え交換が可能です。通常、床のリフォームだと張り替えのため数日自宅から離れる必要があり、コストもかかります。DIYクッションフロアは、自分のペースで気軽に作業でき、リフォームと比べコストがかかりません。気軽に、何度でも張り替えてお部屋の雰囲気を変えることができます。
おうち時間が長くなり、空間の雰囲気を変えてリフレッシュしたい方や、より自分らしい空間で過ごしたい方に床面の選択肢を広げるクッションフロアはおすすめです。
部分的な使用もできる
リビングのような広い面積の床面を変えると随分とお部屋の印象は変わりますが、まずは部分的に試してみることも可能です。
キッチンやトイレ、玄関の一部分でも差し色や柄のクッションフロアへ変えると印象が大きく変わります。より気軽に短時間でできるので、気分や季節に合わせて張り替えて模様替え気分を楽しめます。
また、ラグのようにアクセントとして部分的に取り入れたり、小さなお子様スペースとしてリビングの一角だけクッションフロアを敷く方法もあります。お子様らしい明るいカラーを空間に取り入れることで空間の雰囲気も明るくなりますし、クッション性・耐水性もあるのでおすすめです。
お手入れ簡単で清潔に使用ができる
一般的なフローリングは水分に弱いため頻繁な水拭きには向いておらず、ワックス塗布などのメンテナンスが必要だったりしますが、クッションフロアは水拭きが可能です。
傷や落ちにくい汚れが付いてしまった場合でも、気軽に張り替えができるので、衛生面もメリットがたくさんあります。
製品によっては抗菌・防かび処置が施されたアイテムも販売されていますので、特に水回りには機能性タイプを使うのをおすすめします。
色や柄だけでなく機能面も、取り付け場所や暮らし方に合ったものを選ぶようにしましょう。
様々な色や柄から選ぶことができる
クッションフロアは、たくさんの種類が販売されています。
フローリング調のものだけでも沢山の色味があるので、自分好みの一色を見つけて取り入れることができます。
北欧インテリアが好みであれば、オーク調など明るめのカラーを、ゆったりリラックスできて落ち着く空間にしたければウォルナット調のダークなカラーを検討してみてください。
また、手持ちの家具に合わせてフローリング色を選ぶことも可能になります。一般的に、家具と比べ床面の色は同じか濃い色がおすすめです。
フローリング以外にも、大理石調やタイル調のクッションフロアもあります。憧れだったモダンなインテリアや雑誌に載るような海外風のおしゃれなインテリア空間をクッションフロアによって作り出すことが可能になります。
まとめ
気軽にお部屋の雰囲気を変えることのできる「クッションフロア」いかがでしたでしょうか。
リフォームや引っ越しをしなくても、賃貸物件にお住まいの方でも、クッションフロアで自分好みの床面に変えて理想のインテリアを作ることができます。コストも時間もかからず、何度も張り替えが可能なので、気軽に模様替えが楽しめます。
クッションフロアで自宅を自分好みの空間にアレンジして、おうち時間を楽しんでくださいね。
【コラム執筆者】
島 ひかる
プロフィール
インテリアコーディネーター、2級建築士、宅地建物取引士。株式会社Praemio代表取締役。その空間で過ごす「人」を中心に発想したデザインで、人の日常の体験や経験を豊かにするインテリアデザインから設計まで幅広く担当。
https://praemio.work