コラム

自宅を快適なワークスペースに変えるデスクチェアの選び方

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働き方が変わり在宅ワーク時間が増えた方が多いのではないでしょうか。デスクへ向かい長時間過ごすと、集中力が続かなかったり、体が疲れたり、様々な不調を訴える方も少なくありません。もしかしたら、デスクチェアが身体に合っていないことから不調が引き起こされている可能性があります。

今回は快適に過ごせ、デスクワークの効率が上がるデスクチェア選びのポイントをお伝えします。

 

最適な座り姿勢とは  

ヒトは直立している姿勢が1番体への負担が少ない状態と考えられています。

このとき背筋は伸び、背中は緩いS字カーブ、顔は前を向き顎を引いた状態で、足の裏は床面へピッタリ着いています。椅子に座る時もこれらの状態をキープすることで体への負担が軽減されます。

「座る」という姿勢は、血流が悪くなりがちでこれが「むくみ」の原因となります。筋肉量の少ない女性や、おうち時間が増え運動量が低下している方は筋肉量が減って、よりむくみが生じる可能性が高いです。

また、座り姿勢が悪いと腰や肩へ負担がかかり、腰痛・肩こりの原因になります。腰の痛みが慢性化してしまったり、肩こりは偏頭痛を引き起こすこともあります。

身体の不調が続くことで精神面へも負担がかかり、集中力や作業効率の低下に繋がります。

 

正しい姿勢が取りやすいデスクチェアを選び、快適なデスクワークを送りましょう。

 

基本姿勢をキープ

 

1-① 深く座れる奥行きのあるチェア

座面の奥行きが浅いと前屈みになってしまい、猫背の原因になります。しっかりと奥まで座れるチェアを選びましょう。

腰を背もたれにしっかり着けることで背筋が伸び、骨盤の位置が安定するので正しい姿勢をキープしやすくなります。

 

1-② 足が床に着き床と太ももが平行になる高さのチェア

足裏が床面へしっかり着き、座った時に膝・太ももが床と平行になる座面の高さのチェアを選びましょう。特に身体が成長過程のお子様は、成長に合わせて調節する必要があるため昇降機能付きチェアがおすすめです。

チェア選びは実際に店舗で座り心地を確かめてからの購入が理想的ですが、ネット通販等で購入する場合の理想サイズの目安は【[座面高さ]=[身長]×0.25(cm)】です。ただし、座面の高さはクッション性により多少変わるため、計算式は目安になります。

少しサイズが合っていない場合、以下のように対処するのがオススメです。

チェアの高さが高い→置き型のフットレスト(足台)を置く など

チェアの高さが低い→座クッションを敷く、チェアの脚に底上げアイテムを取り付ける など

数センチ調整するだけで、快適度が随分と変わります。

 

1-③デスクの高さに合うチェア

デスクの高さとの相性も作業をするにあたり重要です。特に「差尺」という 座面の高さとデスクの高さの長さが過ごしやすさを左右すると言われています。差尺の目安式は【[差尺]=[身長]×0.55÷3(cm)】です。こちらは食事をする時の差尺の目安と考えられていて、パソコン作業をする場合はここから2~3cm低いサイズが適切です。使い方に合わせた適切な高さで過ごしましょう。

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2.肩や首の負担軽減 アームレスト・ヘッドレストの活用

アームレストで腕を支えることで、作業がしやすくなると共に、正しい姿勢が取りやすくなり肩や腰への負担が軽減されます。
首はヘッドレストで支えることで、首に負担がかかりにくい姿勢が維持できます。猫背の人は首への負担がかかり過ぎてしまっていることが原因と考えられているので、ヘッドレストでの首サポートがおすすめです。

 

3.背中のS字カーブを保つ ランバーサポートの活用

座っている時も直立姿勢のS字カーブをキープすることで腰への負担が軽減されます。その手助けをしてくれるのが、背もたれと腰のカーブの隙間を埋める「ランバーサポート」です。チェアに一体化されている物や、後から取り付けられるアイテムもあります。腰上の適切な部位にこのランバーサポートがあることで、S字カーブを維持しやすくなり自然と正しい姿勢をキープできます。

  

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4.座面の素材

 

4-1ファブリック素材
クッション性があり体にフィットしやすい素材です。見た目で柔らかさを感じられるデザインなので、ナチュラルテイストや北欧テイストのお部屋と相性が良いです。



4-2レザー、レザー調素材
高級感が感じられ、モダンで落ち着くお部屋にぴったりの素材です。レザー調の合皮素材は、お手入れがしやすいというメリットもあります。乾拭きだけでなく、薄めた中性洗剤を浸した布を固く絞り、座面を拭き取ることもできます。



4-3メッシュ素材
通気性が良く、夏でも快適に過ごせる素材です。クッション性やサポート感もあります。外見はスタイリッシュでクールな印象のデザインが多いため特に男性に人気の素材です。

 

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自分の身体に合ったデザイン、素材、テイストのデスクチェアで過ごすことで、快適にデスクワークを行うことができます。最適なチェアにより身体への負担が軽減されると、身体が疲れにくくなり、作業効率アップが期待できます。さらには精神面へのストレス軽減にもつながるでしょう。

ポイントを抑えたデスクチェアで、自宅でも快適で効率良くデスクワークを行いましょう。

 

 

 

 

【コラム執筆者】

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島 ひかる

プロフィール

インテリアコーディネーター、2級建築士、宅地建物取引士。株式会社Praemio代表取締役。その空間で過ごす「人」を中心に発想したデザインで、人の日常の体験や経験を豊かにするインテリアデザインから設計まで幅広く担当。

https://praemio.work